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「再建築不可」でも諦めない!購入のリスクを理解し、戸建賃貸という選択肢まで

  • 「再建築不可」でも諦めない!購入のリスクを理解し、戸建賃貸という選択肢まで

    「いつかは庭付きの戸建に…」そんな素敵な夢を描きながら物件を探すのは、とても楽しい時間ですよね。時々、魅力的な価格の物件を見つけて心が躍ることもあるでしょう。そうした中で、もし物件情報に「再建築不可」という言葉を見つけたら、それはどんな意味を持つのでしょうか。

    これは、理想の住まい選びを成功させるために、ぜひ知っておきたい大切なポイントの一つです。今回は不動産の専門家として、こうした不動産のルールについて、皆さんの住まい探しのヒントになるように、分かりやすく解説していきます。

    1. 知っておきたい「再建築不可物件」のこと

    再建築不可物件とは、その名の通り「現在建っている家を取り壊した後、新しい家を建てることができない」という条件の付いた物件です。今あるお家を修繕(リフォーム)しながら住み続けることは考えられますが、ここにも注意点があります。

    2025年4月から施行された改正建築基準法により、断熱改修や階段の位置変更といった大規模な修繕には、新たに「確認申請」という手続きが必要になる場合があります。再建築不可物件ではこの手続きが難航する可能性があり、結果として施工業者が大規模なリフォームを請け負わない、というケースも考えられるのです。

    1-1. なぜ建て替えができないの?「接道義務」という街の安全ルール

    建て替えができない主な理由は、「接道義務」という法律のルールに関係しています。これは、安心して暮らせる街づくりのための、とても大切な決まりごとです。

    【接道義務のカンタンまとめ】

    「家を建てる土地は、幅4m以上の道路に、2m以上接していなければならない」というルール。

    この「幅4m」や「2m接する」という数字には、きちんと理由があります。それは、万が一の火災や救急の際に、消防車や救急車がスムーズに家の近くまで入れるようにするためです。道が広ければ、迅速な救助活動ができますよね。つまり接道義務は、そこに住む皆さんの安全を守るための、街のセーフティルールなのです。

    1-2. なぜ、こうした物件が存在するの?

    では、なぜ現在のルールに合わない物件が存在するのでしょうか。それは、この接道義務を定めた建築基準法ができたのが1950年だからです。それよりも昔に建てられた家の中には、当時の街並みに合わせて造られたため、現在の基準から見ると道との接し方が少し足りないものが残っているのです。そうした家も、もちろんそのまま住み続けることができますが、「建て替える」タイミングで、現在の法律が適用されることになります。

    2. 土地の広さが変わる?「セットバック」という協力ルール

    次に関連する言葉として「セットバック」をご紹介します。これは、家の前の道路の幅が4mに満たない場合に、将来家を建て替える人たちが少しずつ敷地を後退させて、みんなで道を広くしていきましょう、という街づくりの協力ルールです。

    2-1. セットバックが必要になる道路とは?

    ここで重要なのは、全ての4m未満の道路でセットバックすれば良い、というわけではない点です。セットバックが必要となるのは、主に建築基準法第42条2項で指定された道路(通称「2項道路」)など、特定の条件を満たす場合です。道路の種類によっては、セットバックをしても建て替えができないケースもあります。そのため、目の前の道路がどの種類に該当するのか、専門家による正確な調査が非常に重要になります。

    2-2. 購入前に確認したいセットバックの注意点

    セットバックが必要な土地の場合、広告などに載っている土地面積と、実際に家を建てられる有効面積が異なります。セットバック部分は、将来道路になる場所なので、その部分を除いた面積が、実際に利用できる広さになります。「このくらいの家が建つかな」という計画に影響が出ることがあるので、事前にセットバックの要否や面積を確認することがとても大切です。

    3. 視点を変えればメリットも?お金との新しい付き合い方

    再建築不可物件は、これまでお話ししたような特性から、一般的な物件とは少し違ったお金との付き合い方が求められます。しかし、視点を変えると、ユニークなメリットが見えてくることもあります。

    3-1. 「所有」する場合に考えたいこと

    まず「所有」、つまり購入する場合です。再建築不可物件は、建て替えができないという特性上、金融機関が資産価値を慎重に評価する傾向があります。そのため、住宅ローンの利用を考えている場合は、利用できる金融機関や条件について、事前にしっかりと確認しておくことが大切になります。また、将来的に売却する際も、買い手を見つけるのに少し時間がかかる可能性があることも心に留めておくと良いでしょう。

    3-2. 「賃貸」で住むという選択肢

    一方で、視点を「購入」から「賃貸」に変えてみると、面白い可能性が見えてきます。再建築不可物件は、売買の取引が活発でない分、周辺の同じような戸建に比べて賃料が手頃に設定されていることがあるのです。

    建て替えができないという条件をオーナーも入居者も理解した上で契約するなら、相場より安い家賃で戸建の暮らしを満喫できる、というメリットが生まれるかもしれません。これは、まさに戸建賃貸ならではの魅力と言えるでしょう。

    4. まとめ:知識を持って、自分に合った暮らしを選ぼう

    再建築不可物件やセットバック。こうした知識は、あなたやご家族が納得のいく住まい選びをするための、いわば「道しるべ」のようなものです。ポイントをしっかり理解しておくことで、一つ一つの物件を正しく見極め、自分たちにぴったりの選択がしやすくなります。

    そして、「戸建ののびのびした暮らしは魅力的だけど、複雑なことは気にせず、もっと気軽に楽しみたい」と考える方には、「戸建賃貸」という、とてもスマートな選択肢があります。

    【戸建賃貸のメリット】

    ・複雑な権利関係はプロにおまかせ!
    法律の確認や手続きはすべてオーナーの役割。あなたは純粋に快適な暮らしを楽しめます。

    ・メンテナンスや税金の心配なし!
    家の修繕費や固定資産税といった、持ち家ならではの費用負担の心配がありません。

    ・ライフスタイルの変化に柔軟!
    転勤や家族構成の変化に合わせて、気軽に住み替えが可能です。

    ・購入前のお試しにもぴったり!
    「いつかは家を」と考えている方にとって、戸建での暮らしを実際に体験できる良い機会になります。

    「賃貸でのびのび暮らしたい」という方はもちろん、「将来の購入に向けてじっくり考えたい」という方にとっても、戸建賃貸は、理想の暮らしを叶えるための、とても魅力的で現実的な選択肢と言えるでしょう。


    複雑な不動産ルールに悩む前に、戸建賃貸の専門家にご相談ください。

    「カリコダテ」は、首都圏の1300以上の税理士・公認会計士事務所、750社以上の他士業・一般企業と提携する不動産コンサルティング会社「株式会社イデアルコンサルティング」が運営する戸建て賃貸専門サイトです。難しい法律や権利の問題は私たちプロにお任せください。あなたにぴったりの安心で快適な戸建賃貸物件探しを、専門家が全力でサポートします。入居のご相談から物件の管理まで、お気軽にお問い合わせください。

     

     


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